2008年3月23日 (日)

リレー小説「午前2時」(3)

3.

そこへ、背の高い「もこみち風」の男がやってきて、

オレの目の前でアケミの部屋の番号を押した。

留守なのに・・・心の中でオレがつぶやくと同時に、

「・・・ケンちゃん?今開けるね」と、アケミの声。

待てよ、モニターで居留守使ったのか?

それよりも気になったのは、アケミの声が震えていたことだ。

何かあったのか?

オートロックのドアが開くと、オレはもこみち風と一緒に中へ入り、

ヤツがエレベーターに乗るのを確認する前に、

猛ダッシュで階段を駆け上った。

アケミの部屋に先に着かなければ!

なぜだか全身の血が騒いでいた。

アケミの部屋のドアを叩くと、ガチャとドアが開き、

青ざめたアケミが立ちつくしていた。

(kiyori)

2008年3月23日 書籍・雑誌 |

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