2009年2月22日 (日)

映画「ウルトラミラクルラブストーリー」試写

松山ケンイチ主演。そう聞くだけで、まだ見ぬ作品への期待感が倍増するのはなぜでしょう。

ある時はクラウザーさん、そしてある時はL、そしてある時は「人のセックスを笑うな」みたいなキュンとさせる普通の青年・・・。現在放送中のテレビドラマ「銭ゲバ」でも、強烈な犯罪者を演じている。「やっぱ銭ズラ」っていう時の表情の、悪いこと悪いこと。

そして今回演じるのは水木陽人という青森の田舎で農業をしながら1人で暮らす青年。陽人は子供のような・・・ちょっと幼児退行型。もしかしたらそれは欠点だけど、反面、誰よりも純粋で真っ直ぐ、という素晴らしい個性でもある。

街にやったきた町子先生を好きになった陽人は、両思いになりたい!という気持ちをそのまま言葉でストレートに伝える。伝え方も、大人が告白するのとは違って、小学生の子供みたいな感じ。町子先生が働く幼稚園に通っては待ち伏せ。

だけど、町子先生は、事故で亡くなった元カレの首がまだ見つかっていないことが気になっていた・・・。

予想もつかない奇想天外な展開に驚きつつも、それが全くウソっぽく感じないのは、気持ちを理解できるからだろう。でも、全編津軽弁。正直、前半は耳に慣れなくて、ヒヤリングが半分くらいしか追いつかない。ちょっとストレスを感じるはずなんだが、観終わってみれば、その伝わりきらない津軽弁が、ストーリー全体を包み込む大事な要素だったようにも思う。誰もかれも、想いの全てや行動の全てが伝わるわけではない。わからない部分をたくさん残しながら、進んでゆくのだ、世の中は。

横浜監督は、30歳の新生女性監督。オリジナルの視点を持つ、とてつもない才能の持ち主だ。主演の松山ケンイチが素晴らしい演技で作品を引っ張っているのはモチロンだけど、昨今のコミックや小説が原作の映画化が多い中、これだけのオリジナルのストーリーを生み出すところが、もうそれだけでリスペクト!スゴイ監督が現れたなぁ~と、ひたすら感動してしまった。

驚きのシーンの中でもダントツなのがARATA。よくぞ、この役を引き受けました!拍手!枠にとらわれない自由な表現方法・・・とは良い言い方だが、ARATAの登場シーンが、あまりにもシュールでブッ飛びましたよ!

「脳みそなくても、心臓止まっても、ぼくの恋は死なない」と陽人が言う。相手を想う強い強い気持ちが、未来へつながっていくのかな。だから悲しくはない。

2009年2月22日 映画 |

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