昨日夕方から、今まで体験したことのないような高熱で頭が割れそうに痛くなり、立ってるのもやっとで、タクシーで帰宅。すごい早い時間から、寝てしまいました。知恵熱!?
23時頃に一度起き、今度は近しい友人たちから心配の電話続き、公式にWEBにも、甘い罠の解散をアップ。再び倒れこむように寝てしまいました。
一昨日から昨日夕方まで一睡もせずに、甘い罠が関わってた仕事先の方々に、謝りの電話を入れたりで、心身共に限界にきていたのかもしれないな。楽しい企みの電話をする時のワクワクした感じと全く違って、次に電話に出る相手の顔を思い浮かべるたびに、期待して応援してくれてたのに、ごめんなさい・・・と、涙が出そうになるのをこらえて、つとめて平静に、そして誠意を尽くして話したつもりです。
電話が一通り終わった後、昨晩用意したメルマガのテキストを送信。これを送信したら、次のドアを開けてしまうのだ。いや、次のドアを開けるのではなく、開いてた全てのドアを閉めてしまうのだ。いずれにしても、運命の小さな1つが変わる。
先行してメルマガ、その後、夜にはWEBで公式に発表した甘い罠の解散。メルマガで配信したと同時に何通も「どうして?」「悲しいです」のレスを頂きました。アーティストの気持ちは、アーティストが語る以上のことをP(プロデューサー)であるkiyoriの口から語るつもりはありません。
でも、過去のkiyoriのブログを読み返していただければ、日々の葛藤や、気持ちの上下など、なんとなくわかっていただけると思います。そして今思うコトの、いくつかは、言葉を選んで、になってしまうけれど、正直に書こうと思います。そして前に進もうと思います。
上村拓が音楽をやめる。その選択を聞かされてから、彼と何度も話し、私自身も激しく動揺したまま、それでも何が最良の道なのかを模索し続けました。
当然ですが、甘い罠を続けていきたい!まだまだこれからやりたいことも、楽しい企画もたくさんある!大阪でやった5daysの縮小版を7月東京でも実現したい、次の演劇の脚本はkiyoriが書いて、ミッチーにも出演してもらおう!アップルストアのインストアライブも、マイスペースからオファーいただいたmonarecordsのライブも出演したい!次のアルバムはメジャーから出したい!---やりたいコトは果てしなく広がっていました。甘い罠は一体どこまで行けるのだろう。それがわからないから、ワクワクできる。行けるところまで行って、その先の景色をチーム甘い罠で見てみたい、と思っていました。
甘い罠はチームワークで成り立っています。その1人が「音楽をやめる」と言ったのですから、激震でした。ミッチーもkiyoriも続けていきたかったから。
いつも柔軟にモノゴトに対処したり、思い立ったら吉日!いつでも荷物を軽くして走れるように!と語ってた彼が、現実というリアルな壁と格闘しているはわかりました。
誰でも、延々に全力疾走し続けることはできない。時々給水したり、歩いたり、寄り道したり、そしてまた走り出せばいい。だけど、足は止めない。いくら寄り道しても、進むべき大きな道は1本あればいい。私はいつもそんな風に考えていました。しかも、道なんて、進んだ後に出来てくるもの、だからいつでも今、最善を尽くせばいい。
上村拓の決断によって、ミッチーの運命もそこから大きく変化します。思い描いていた彼女の夢や未来も、ストップしてしまいます。ファンの皆さんが、「解散」を突然聞かされて、気持ちが整理できなかったり、受け止められなかったり、そういう今の気持ちと同じ感じだと思うのです。言われた側は、受け入れることしか出来ない。
ミッチーと私は、何日も、何時間も話し合い、上村拓の気持ちを最大限に尊重して、甘い罠の未来を諦める覚悟をしました。泣きました。甘い罠でもっと挑戦したかった。その思いを封印して、彼の意向を受け入れることにしました。だってチームなんですもの。仲間の決断を受け入れる、それは、今までお互いリスペクトし合い、助け合って、ギリギリのところで頑張ってきた仲間だからこそ、そうすべき、と判断しました。決してこういう結果を望んでいたわけではないけど、全員が納得いく答えがない、という場合、どちらかが気持ちを抑えるしかないのです。
諦めたくなくて、苦しくて辛い日々が続きました。ピンチの時、逃げるのか、立ち向かうのか・・・そんな言葉が頭の中をよぎりながらも、弱い自分に負けそうになりました。でも、やっぱり、頑張ろう!と自分を奮い立たせて、とにかく今出来ることを懸命にやるしかない、と自分に言い聞かせて、いつもの倍はガムシャラに、全てのことをやってきました。頑張っても、何もしなくても、行き着く結果は同じかもしれないけど、振り返った時に、自分自身を誇れるように、自分を好きでいたいので、必死で立っているだけでした。
どうか彼の気持ちが変わって欲しい、と願っていました。
そういう間にもいただく、日々のファンの方からのメールに元気をもらい、この言葉が彼の気持ちを変えてくれないかしら、と祈る日もありました。
でも、彼の「線を引く」という気持ちは変わらず、それを受け入れ、4月以降の予定はバラし、3月18日のライブで、解散することを決めました。
上村拓というアーティストは、いつも自己矛盾と闘っている人だなぁ、とkiyoriは見ていました。ブログで「目的、目標を持っている人がエライのか?目的を持たず、生きることは間違ってるのか?」と書き、目標を決める生き方を嫌いながら、その一方で彼自身が一番、そのことにとらわれ、こだわっているのです。線を引くという決断はまさにそれで、音楽をやめる、というのは、逆さの意味の目的であるから。そして、kiyoriは、そういう内包する自己矛盾と常に闘っている彼のことを、人間らしくて好きですし、これもまた彼の美徳の1つだと思ってます。
甘い罠のファンの皆さん、本当にごめんなさい。甘い罠の出した答えを、受け入れてください。最後まで、チームであることを大事にしたかったので、こういう結論に達しました。そして、これからも音楽を続けていきたい、と思ってるミッチーのことも応援して、支えてください。
松本きより